2012年8月2日木曜日

銀の銃弾


ソフトウェア工学の例え話として「銀の銃弾」があるが、そもそも銀の銃弾など実用性が無いそうだ。

「銀の銃弾」は今も世界中のプログラマー、プロジェクト マネージャーの頭を悩ませている。
おとぎ話の「金の斧」以上に深刻な問題だ。


「銀の銃弾」は入手困難だが高性能な銃弾。対して鉛の銃弾があるが、安易に大量に撃てるけど効果が低いことを指している。
銃規制の厳しい日本では銃弾の素材は馴染みが無く、プログラマーとして銃弾の素材って実際のところ何なんだ気になって仕方ないので、銃弾の素材を調べてみた。


銃弾(弾丸)の素材として現在も鉛を素材の一つにしている。
軍用の銃弾でも素材の一つに鉛が使われているが、実際には「フルメタルジャケット」という鉛を真鍮で覆った銃弾を使っている。
鉛だけの弾丸は人体に命中した後、体内に残存しやすく、戦場での治療が困難で鉛中毒の後遺症の問題もあり、国際条約で禁止されているそうである。

狩猟用の散弾にも鉛が使われてきたが、鉛中毒の問題から鉄や銅の素材の散弾も使われるようになっている。

実際の弾丸も鉛単体で使われるのは拳銃の銃弾ぐらいで、より実用性を問われる用途に関しては構造や素材を工夫して鉛の銃弾以上のものを使っているのが現実のようだ。

ソフトウェア工学の例え話に戻るが、銀の銃弾が無いのは仕方ないのだが、鉛の銃弾より効果的な銃弾をいくつか用意しおくのが最も効果的なようだ。

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