2010年6月6日日曜日

旧日本軍と在日米軍 二大政党制とファシズム台頭の不安

安倍、鳩山。3年の間に二人の首相が米軍絡みの問題で辞めた。


話は変わるが、戦前の日本の内閣は軍部と意見が合わなくなると、陸軍大臣あるいは海軍大臣が辞任して、軍部は次の大臣を内閣に送らず、結果、総理を辞職に追い込めた。
軍部は首相を辞めさせる権限を持っており、その事が軍国主義の台頭、大日本帝国の滅亡につながってしまった。(軍部大臣現役武官制)


今は米軍がその権限を握っているようだ。インド洋自衛隊派遣、普天間基地移設、日本の世論が米軍の意図と反対に向かい出すと、政権を米軍と国民世論の板挟みにして、遂には首相を辞任に追い込む。つまりハラキリ。
日本人はハラキリに同情的なのをアメリカ人は知っている。首相が腹を切れば、吹き上がった反対世論は収束する。


現代においても、旧日本軍が米軍に変わっただけで、日本の政権の安否は軍に握られている。こんなことで日本は民主主義国家と言えるだろうか?しかも外国の軍の圧力だ。
こんな調子だと戦前みたいに、いつか日本はファシズムに支配されると思う。「独自戦力による防衛」は多くの日本人の希望であると思うが、強力な独裁者が出てこない限り、米軍を追い出して、憲法改正も解決して独自戦力による防衛までに進めることは出来ない。
実際、度重なる首相の辞任で、一部の日本人は独裁者の出現を期待している気がする。すでに地方では鹿児島の阿久根市のように独裁的な首長が出て来ている。


バブル後の日本の政治は、第一次大戦後の流れにどこか似ていて心配してしまう。
「歴史に学ぶ」ことが大切である。

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